「密着取材・地球帰還までの2195日 ドキュメント「はやぶさ2」の大冒険」
2020年12月に無事小惑星「りゅうぐう」のサンプルを帰還させたはやぶさ2。
困難な状況でも、何度もシミュレーション、実験を繰り返し、決して無謀な冒険ではなく、科学的根拠でGOを掛ける姿。
磨き合って成長するチーム力。最後のGONOGOを決断するロジックなど。
やっぱり宇宙ものは感動しますね。
本書は、あまり知られていない「はやぶさ1号機」のトラブルについても記載されています。「ロスト」状態という宇宙での迷子状態で、100%復帰できない状態からの軌跡的な受信(これも、シミュレーションで1年のうち6割で受信できる可能性を見出した)からの帰還劇。感動です。
最後のところで、本プロジェクトの成功要因3つが記載されています。
①批判勢力を取り入れろ
②組織内外の壁を取り払え
③徹底した準備
これは、我々にも十分適用できる内容であろう。
是非、興味が湧いた方は読んでみてください。